英語について考える時に欠かせない要素の1つが名詞だろう。
英語を学習したことがある人ならば必ず1度は意識したことがあるはず。
しかし一方で、名詞についての理解が曖昧な人も多いのではないだろうか。
よってこの記事では名詞についての基礎知識を押さえておく。
この記事を読めば、きっと最低限の名詞の知識がつくはず。
ぜひ最後まで読んでほしい。
名詞とは何なのか
結論から書くと名詞とは
「人や物事、概念などの名称を表す言葉」
と考えれば差し支えないだろう。
いくつか名詞の具体例をあげてみよう。
以下は名詞の例である。
animal(動物)・box(箱)・plant(植物)・information(情報)・John(ジョン)・Japan(日本)・fish(魚)・police officer(警察官)・people(人間) など
このように、名詞とは人や物事・概念などの名称を表す言葉なのである。
可算名詞と不可算名詞
名詞についてのイメージが湧いたところで、次に名詞の大まかな使い方について確認をしていこう。
名詞は通常、固有名詞と普通名詞に分類される。
固有名詞とは場所や人の名前など、そのもの独自に与えられた名称の名詞である。
大きな特徴として、必ず単語の頭文字が大文字から始まる事と、原則冠詞がつかない点が挙げられる。
ただし例外として、川の名前や国の名前などには”The”がつくことがある。
以下が固有名詞に”The”がつく例である。
The Shinano River(信濃川)・The United States of America(アメリカ合衆国) など
一方で、それ以外の名詞は普通名詞に分類される。
普通名詞の中でも様々な分類が存在するわけだが、基礎編ということで最低限の分類の可算名詞および不可算名詞について考えていく。
まず可算名詞だが、これは数を数えることのできる名詞のことである。
特徴として、以下のことが挙げられる。
①単数形において、冠詞・あるいは冠詞相当語が通例必要
②複数形になると複数の”s”をつける(不規則なものもある)
以下は可算名詞の例である。
animal(動物)・box(箱)・plant(植物) ・person(人間) など
続いて、不可算名詞についても考えてみよう。
不可算名詞は可算名詞とは反対に、数を数えることのできない名詞のことを指す。
不可算名詞には、以下のようなルールがある。
①不定冠詞を通例つけない
②基本的には単数の形で表される(複数の形は通例持たない)
以下は不可算名詞の例である。
water(水)・rice(ご飯)・happiness(幸福)・time(時間)・bread(パン)・furniture(家具) など
ここまで、可算名詞と不可算名詞についてかなりざっくりではあるが違いを確認してきた。
見分け方についてはかなり様々ではあるが、はっきりと形がイメージできるならば、可算名詞であり、反対にはっきりとした形が存在しない or 数が多すぎて数えられないのならば不可算名詞になると考えれば差し支えないだろう。
例えば、不可算名詞の例で挙げた”water”だが、液体というのは一定の形を持たないために不可算名詞であると解釈すれば良いのだ。
反対に、コップ一杯の水(a glass of water)はコップの形に沿って一定の形がイメージできるだろう。このようある程度の形がイメージできるのであれば可算名詞のような扱いができるのである。
したがって、不可算名詞が可算名詞になったり、逆に可算名詞が不可算名詞になることはあり得ないことではないので一問一答のように覚えるのはやめておこう。
まとめ
今回の記事では名詞の基礎的な知識についてかなりざっくりとまとめてきたが、要約すると以下のことを覚えておけばOKだ。
①名詞とは人や物事、概念などの名称を表す言葉
②名詞は広義で固有名詞と普通名詞に分類される
③普通名詞には可算名詞と不可算名詞の2種類が存在する
英語の核となる知識なので、よく覚えておこう。
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