現在形・現在進行形 まとめ

1 はじめに


2 現在形とその使い方






 

3 現在進行形とその使い方





4. まとめ

【品詞】接続詞とは何なのか(基本編)


接続詞とは何なのか

 


等位接続詞


従属接続詞


まとめ

以上の特徴をよく押さえて、接続詞をマスターしよう。

【品詞】冠詞とは何か(基本編)


冠詞とは何なのか

a・an・the

定冠詞と不定冠詞


冠詞相当語


まとめ

【品詞】前置詞とは何なのか(基本編)


前置詞とは何なのか

早速前置詞についての解説を行う。
結論から言うと前置詞とは直後に名詞を持つことで副詞や形容詞のような用法を持つ品詞である。

まずはどのような前置詞があるのか確認してみよう。
以下は前置詞の例である。

at・on・in・for・with・of・to・from・by・among・toward・along
・over・off・due to・owing to・out of ・in front of など

上記は前置詞の一例に過ぎない。
前置詞には”at”や”on”のように1語であるもの、”owing to”や”due to”のように2語で意味を持つ二重前置詞、”in front of”のように3語以上で意味を持つ群前置詞の3種類がある。

また、前置詞はそれ単体では意味が完結せず、必ず後ろに名詞に相当する言葉が必要になる。このように文章の中で意味に現れにくいものを機能語と呼ぶ。
機能語は発音において弱く発音され聞き取りづらいと言う特徴がある。

機能語は、前置詞の他にも冠詞や接続詞の”that”が挙げられる。


形容詞の働きをもつ前置詞

次に用法についての解説を行う。

まず最初に確認する用法は、形容詞としての働きを持つ前置詞だ。
以下は形容詞としての働きをする前置詞の例文である。

① All workers in ABC Company should go back to home before 5p.m.
  (ABCカンパニーのすべての社員は5時前に退社する必要がある。)
② Our headquarter is in Yokohama.
  (私どもの本社は横浜にあります。)

①は限定用法としての形容詞と同じ働きをする前置詞の例である。
前置詞表現である”in ABC Company”が”All Company”を修飾している。

②は叙述用法としての形容詞と同じ働きをする前置詞の例である。
前置詞表現である”in Yokohama”が文中の補語として働いている。

この説明を読んで形容詞についてもっと知りたいと感じたら以下の記事を参考にしてほしい。


副詞の働きを持つ前置詞

続いて副詞としての働きを持つ前置詞を紹介する。
以下は副詞としての働きをする前置詞の例である。

① I usually get up at 7a.m.
  (朝は大抵7時に起きる。)
② Of all students, Tom is the tallest boy.
  (全ての学生の中で、Tomが最も身長が高い。)

①は副詞と同じ働きをする時間を表した前置詞の例である。
この例以外にも、場所・条件など副詞で表すことのできる表現は前置詞でも表せる場合が多い。

②は副詞と同じ働きをする範囲を表した前置詞の例である。
今回の例文のように、副詞表現と同様に前置詞表現が文頭に出たり文中に現れたりすることも十分にあり得るので注意が必要だ。

この説明を読んで副詞についてもっと知りたいと感じたら以下の記事を参考にしてほしい。


前置詞を伴う句動詞

最後に紹介するのは前置詞を伴う句動詞だ。
ここからは少しレベルアップした話に移る。

句動詞とは動詞の直後に特定の前置詞や副詞を入れることで意味が成り立ったり、本来の意味とは全く異なる意味となる動詞の塊を意味する。

今回紹介するのは、その中の「動詞 + 前置詞」の例である。
以下は「動詞 +前置詞」の例である。

① He always laughs at his friends' behavior.
  (彼は常に友人の振る舞いを笑う。)
② She gave up smoking.
 (彼女は喫煙をやめました。)

①は自動詞+前置詞となるような句動詞の例である。”laugh”(笑う)は自動詞であり、笑う対象を表す場合には必ず直後に”at”が続かなくてはならない。
よって、”laugh at”の形で覚えてしまって何ら問題はないだろう。
このように自動詞の後ろに前置詞が必要とされるケースは非常に多くこれらはセットで覚えると良い。

②は他動詞+前置詞となるような句動詞の例である。”give”は単体で他動詞として「〜をあげる」の意味を持つ。
しかしここでは”give up”を1つの塊として考え、「〜をやめる、諦める」という意味の異なる動詞へと変化する。
このように他動詞+前置詞の並びとなる場合は本来の意味とは全く異なった意味を持つことを頭に入れておいてほしい。

この説明を読んで自動詞と他動詞について復習をしたいと感じたら以下の記事を参考にしてほしい。


まとめ

今回の記事では前置詞についての確認を行なった。
要点をまとめると以下のことが言えるだろう。

前置詞とは直後に名詞を持つことで副詞や形容詞のような用法を持つ品詞である
②句動詞として動詞+前置詞の並びでも使われる
③自動詞+前置詞は動詞に大きな意味の変化は与えない
④他動詞+前置詞は動詞に大きな意味の変化を与える

以上の特徴を押さえて前置詞をマスターしよう。

【品詞】副詞とは何か(基本編)


副詞とは何なのか


動詞を修飾する副詞


時間・頻度を表す副詞


場所を表す副詞


程度を表す副詞


【品詞】形容詞とは何か(基本編)


修飾語とは何なのか


形容詞とは何なのか


限定用法と叙述用法


まとめ

【品詞】動詞とは何か(基本編)


動詞とは何なのか


動作動詞と状態動詞


状態動詞と形容詞の区別


自動詞と他動詞

他動詞は①のように目的語だけが続く第三文型、②のように目的語が二つ続く第四文型、目的語と補語が続く第五文型の三種類がある。

動詞には自動詞・他動詞があらかじめ割り振られているので、動詞を学ぶ度にその使い方について確認するようにしよう。


動詞の活用形


まとめ

【品詞】名詞とは何か(基本編)


名詞とは何なのか

animal(動物)・box(箱)・plant(植物)・information(情報)・John(ジョン)・Japan(日本)・fish(魚)・police officer(警察官)・people(人間) など

可算名詞と不可算名詞

animal(動物)・box(箱)・plant(植物) ・person(人間) など
water(水)・rice(ご飯)・happiness(幸福)・time(時間)・bread(パン)・furniture(家具) など

まとめ

文の構成要素について【基礎解説】

 

修飾語の理解を深めたい
・文型の理解を格段に深めたい
・長文読解ができるようになりたい
・自分で文章を書けるようになりたい
・英語の基本を抑えたい
難易度★★★★⭐︎ 優先度★★★★★ 
総合おすすめ度★★★★★

文の構成要素とは?

結論から言うと、文章は細かく区分すると5つの要素から構成されるのである。

また、それぞれの要素になれる品詞は決まっており、それらを把握することで文章の把握や自身で文章を作ることが容易となる。

この記事では文の構成要素の基礎的な概念について触れていく。

英語を学ぶには欠かせない知識となるのでぜひ抑えよう。

 


 

文型を構成する要素について

文章は何で構成されてるの?

5文型に分類できる文章は大きく主部と述部に分類ができる。

また、その主部と述部を細かく分類すると五つの要素から文章が構成されることがわかる。

主部と述部とは何なのかを確認しつつ五つの要素について確認をしてみよう。


主部

主部は文中での動作主を表す主語とその主語を修飾する修飾語(部)の二種類に分類できる。

修飾語については主部以外にも出てくるため、記事の最後に紹介をする。

主語

英語の学習において必要不可欠なのが”主語“である。主語は文中での動作主を表していて、動作を誰が起こしたのか(能動態)、あるいは誰が受けたのか(受動態)を表す。

英語で主語は“subject”と言いその頭文字を取ってSと表される事がよくあるので覚えておこう。

ほとんどの場合、この主語の和訳をする際には“~は”あるいは“~が”となる。

また、主語として取れるのは名詞や代名詞、またはそれに相当する名詞句、名詞節などである。

実際に例文を使って確認してみよう。

例題①
・My name is Tom.

(私の名前はTomだ。)

例題②
・Tom was reading that book then.

(Tomはその時あの本を読んでいた。)

 

例題の中で青のマーカーが英語に引かれている部分が英語の文の中で主語となっている。それぞれ赤マーカーで引かれている部分を見てみると”~は”となっている事がわかるだろう。

 


 

述部

主部以外の文の構成要素を述部というように呼ぶ。

述部は動詞目的語補語修飾語の四つの要素から成り立つ。

動詞

主語に並び必要不可欠である要素として”動詞“があげられる。動詞は文中で動作や状態を表す。

動詞は述部の核となる部分なので英語の文章を読解する時は動詞を見つける意識を常に持とう。

英語で動詞は”verb“と言いその頭文字を取って”V“と表される事がよくあるので覚えておこう。

動詞には動作を表す動詞(動作動詞)状態を表す動詞(状態動詞)の二種類がある。

実際に例文を使って確認してみよう。

例題③
Tom plays soccer well.

(Tomはサッカーをする。)

例題④
He knows the woman dancing on the stage.

(彼はステージ上で踊っている女性を知っている。)

 

例題③が動作を表した動詞の例、例題④が状態を表した動詞の例である。

 

目的語

動詞の動作や行動の対象を表しているのが”目的語“である。

英語で目的語は”object“と言いその頭文字を取って”O“と表される事がよくあるので覚えておこう。

和訳をする際には”~に”や”~を”と取るのが一般的である。

目的語になるのは、主語同様、名詞代名詞もしくはそれに相当する名詞句名詞節である。

例文を使って確認してみよう。

例題⑤
・My parents allowed me to go to Tokyo with my friends..

(両親は私に友達と東京に行くことを許可した。)

例題⑥
He plays the guitar well.

(彼はギターを上手に演奏する。)

 

例題⑤は”~に”と和訳をする。この和訳をする際の多くは、目的語に人を表す名詞が入っている。

 

例題⑥は”~を”と和訳をする。この和訳をする際の多くは、目的語に人以外を表す名詞が入っている。


補語

“補語”は文中で主語・動詞・目的語の三つで意味が十分に通じない場合にその補足をするという性質がある。

補語は英語で”complement“と言いその頭文字を取って”C“と表される事がよくあるので覚えておこう。

補語を取れる品詞は名詞形容詞の二種類である。またこれらと同等の働きをするものについても補語となる事ができる。

(*副詞が補語になる事ができると説明する参考書が多く存在するが、日本の英語に対する考え方では副詞を補語と考えないものがメジャーであるように私個人としては感じるのでここでは副詞は補語を取らないと結論づける。)

補語には特にこれといった正しい訳の取り方は存在しない。そのため英語初学者にとって補語を正確に和訳するのは少し難易度が高いと言える。

また、補語の特徴として、文章の中で補語が必要な場合は省略をすると文の意味が通じなくなってしまうという事が挙げられる。後に出てくる修飾語との違いはここにあるのでよく覚えておこう。

例文を使って確認してみよう。

例題⑦
・His name is Ken.

彼の名前はケンだ。

例題⑧
・Tom found it difficult to become teacher.

Tomは教師になることは難しいことが分かった。

 

例題⑦では”His name”が何であるのかを”Ken”を使って説明している。目的語であれば“~に“やを”と和訳をとることからこれは目的語ではなく補語である事が読み取れる。

 

例題⑧では”it”が何であるのかを”difficult”を使って説明している。

“it”は”to become teacher”のことを指していると考えれば、この段落では”教師になることは難しい”と意味が通る。

 


 

修飾語

修飾語については読まなくとも最低限の文型の理解はできるが、知っていると文型の理解がしやすいので余力があれば覚えよう。

修飾語とは文の要素であるS(主語)・V(動詞)・O(目的語)・C(補語)の意味の補足をする要素である。

修飾語は英語で”modifier“というのでその頭文字を取って”M“と表される事がよくあるので覚えておこう。

修飾語になれる品詞は形容詞副詞の二種類であり、それと同等の働きをするものに関しても修飾語となる事ができる。

また、前置詞+名詞の組み合わせも基本は修飾語句と見なすことを是非とも覚えていてもらいたい。

実際に例を使って確認してみよう。

例題⑨
・ He completely give up studying economics.

(彼は完全に経済学の勉強をやめた。)

例題⑩
・The boy dancing on the stage is Tom.
(ステージ上で踊っている男の子はTomだ。)

 

例題⑨は副詞の修飾語の例である。諦めるの意味の”give up”に対してその状態の説明をする副詞の”completely”(完全に)がついている。

 

例題⑩は形容詞と同じ働きをしている分詞と呼ばれる文法である。今回の分詞は”dancing on the stage”であり、男の子の意味の”the boy”の特徴を付け加えていることから修飾語と呼べる。

 


 

練習問題

 

 下線部はS ,V ,O ,C, M のどれであるか答えよ。

① My boss and I are going to meet new CEO in our office tomorrow.

②Before moving this town, I would often go to the park.

Whoever wants to join this event should apply for info session.

*info session : 説明会 *apply for : 〜に申し込む

④He has been playing soccer for two hours.

⑤My dream is to become teacher.

解答・解説

O ”new CEO”は誰に会うのかという対象を表している。meetは後ろに合う対象を表す目的語が入ることを覚えておこう。

 和訳)私と上司は明日、事務所で新しいCEOに会うつもりである。

 

V “go”は文章の中での動作を表しているため、動詞の働きをしている。

 和訳)この街に引っ越してくる前は、よく公園に行ったものだ。

 

S “Whoever”は後ろに動詞を続けて”〜したい人は誰でも”と和訳を取り、その一塊を主語と取る。

 和訳)このイベントに参加したい人は誰でも説明会に申し込むべきだ。

 

V 現在完了進行形を使って”〜し続けている”と和訳をする。今回の文では”サッカーをし続けている”と文章中での動作を表している動詞である。

 和訳)彼はサッカーを2時間し続けている。

 

C be動詞の後ろには補語をとる。今回の文章では主語の”my dream”が補語の”to become teacher”とイコールの関係となっている。

 和訳)私の夢は教師になることである。

 

まとめ

前述した通り、文の構成を知ることは英語を極める第一歩です。

何度も復習してできるようにしよう。

“句”とは何なのか?徹底解説

皆さんは英語を読む際にどれぐらい”句”を意識しているでしょうか?”句”の理解は英語学習に大きく役立つ分野ですのでここでしっかり覚えてしまいましょう。

しかし、”句”とひとえに言ってもいくつか種類があります。今日はそれらについて徹底解説していきます。

この記事はこんな人におすすめ

・文法の理解を深めたい
・修飾語の理解を深めたい
・文型の理解を格段に深めたい
・品詞の理解を格段に深めたい
・長文読解ができるようになりたい

難易度★★★★⭐︎ 優先度★★★★⭐︎
総合おすすめ度★★★★⭐︎
句と節の違いや基本について知りたい方はこちらをご覧ください。
 https://en-college-study.com/?p=18

 


 

句の種類はどれぐらいあるのか

実際に句の数はいくつあるのでしょうか。

結論から言うと句には

  • 名詞句
  • 形容詞句
  • 副詞句

の三種類があります。もちろん、それぞれ文の中での役割が異なるので一つ一つ見ていきましょう。

 


 

名詞句

まずは名詞句についてです。名詞句とは名前の通り”名詞”の役割を果たす”句”のことです。

あえて定義するとしたら以下のようになるでしょう。

名詞句:二語以上で意味をとる言葉のまとまり(句)で、名詞と同じ(文中で主語・補語・目的語をとる)働きをする

実際に例文を使って確認してみましょう。

 

例文
It is fun for Takuya to play soccer. 

(Takuyaにとってサッカーをすることは楽しい。)

上記の文章で”to play soccer”(サッカーをすること)が二語以上で名詞と同じ働きをしています。

これが名詞句と呼ばれるものです。

 

名詞句を文法としてとるものとしては

・不定詞(名詞的用法)

・動名詞

などがあります。

それぞれの例題を踏まえて理解しましょう。

例題①
To listen to music is vital for me. 

音楽を聴くことは私にとって必要不可欠だ。)

例題②

・Mike enjoyed listening to music.

 (Mikeは音楽を聴いて楽しんだ。)

例題①では不定詞から始まる”to listen to music”が主語として名詞の役割をしています。定義に当てはめて考えても、二語以上からなる言葉のまとまりかつ名詞と同じ働きをしているので、これは名詞句と考えられます。

 

例題②では動名詞から始まる”listening to music”が”enjoy”の目的語を取って名詞の役割をしています。定義に当てはめて考えてみても、二語以上からなる言葉のまとまりかつ名詞と同じ働きをしているので、これは名詞句と言えます。

 


 

形容詞句

次に形容詞句について確認してみましょう。形容詞句も名前同様に、”形容詞”の役割を果たす”句”を意味しています。あえて定義するなら以下のようになります。

形容詞句:二語以上で意味を取る言葉のまとまり(句)で、形容詞と同じ(名詞の修飾をしたり補語としてとる)働きをする

名詞句同様に例文を使って確認をしていきましょう。

 

例題
・John didn't have enough time to do his homework.

(Johnには宿題をするための十分な時間がなかった。)

上記の文では、”to do his homework”がどんな”enough time”なのかを補足する、つまり名詞を修飾する形容詞の役割を二語以上の言葉のまとまりでしているのです。これがいわゆる形容詞句です。

 

形容詞句を文法としてとるものとしては

  • 不定詞(形容詞的用法)
  • 分詞
  • 前置詞+名詞

があります。それぞれの例文を踏まえて理解をより鮮明にしていきましょう。

例題③不定詞の形容詞的用法
・I need something to drink.

 (何か飲むものが欲しい。)

例文④分詞
・Do you know the boy standing over there. 

(向こうに立っている男の子を知っていますか。)

例文⑤前置詞+名詞
・These cats under the tree often come to my house.

(木の下にいる猫たちはよく家にやってくる。)

例題③は不定詞の形容詞的用法の例です。二語以上の言葉のまとまりである”to drink”がどんな”something”なのかを説明する形容詞の役割をしています。よってこれは形容詞句と言えるのです。 

 

例題④は分詞の例で、二語以上の言葉のまとまりである”standing over there”がどのような”the boy”を補足として説明していますね。よってこれも形容詞句としてとらえることができるのです。

 

例題⑤は前置詞+名詞の例です。例文では二語以上の言葉のまとまりである”under the tree”が名詞である”these cats”について追加の説明をしていますよね。よってこれもまた形容詞句なのです。

 


 

副詞句

最後に副詞句について確認をしてみましょう。副詞句も名前から見て取れるよう”副詞”の働きをする”句”のことなんですよね。定義すると以下のようになります。

副詞句:二語以上の言葉のまとまり(句)で、副詞と同じ(動詞・形容詞・他の副詞や文全体の修飾をする)働きをする

 

では、例題を使って確認してみましょう。

 

例題
・John went to the park to play baseball.

(Johnは野球をするために公園に行った。)

上記の文では二語以上の言葉のまとまりである”to play baseball”がどうして公園に行くのかという理由を補足(”go”を修飾)しています。これがいわゆる副詞句です。

 

副詞句を文法としてとるものは

  • 不定詞(副詞的用法)
  • 前置詞+名詞

があります。それぞれの例文を踏まえて理解をより鮮明にしていきましょう。

例文⑥
・He left home early to get to the first train. 

(彼は始発の電車に乗るために家を出発した。)

例題⑦
・I live in Japan.

(私は日本に住んでいる。)

例題⑥では二語以上の言葉のまとまりである不定詞句の”to get to the first train”が何故家を出たのかを説明(動詞の修飾)をしていますね。

 

例題⑦では”in Japan”が”live”に対してどこに住んでいるのかという補足(動詞の修飾)をしています。よって前置詞+名詞の語順で副詞と同じ働きをしている副詞句と考えることが出来るわけです。

 

では、これらのことをしっかりと理解出来たか練習問題を使って確認してみましょう。


 

実践

練習問題

 下線部の表現が名詞句か形容詞句か副詞句かを答えよ。

 ① It is hard for him to speak English. 

 ② The boy dancing on the stage is Tom.

 ③ There are two cats under the tree.

 ④ I am going to go to Tokyo by train the day after tomorrow.

 ⑤ John likes listening to J-pop, and so do I.


解答・解説

① 名詞句:”to speak English”は”It”の意味上の主語であり、名詞の働きをして”英語を勉強すること”と役をとる。したがって名詞句と捉えることができる。

和訳)英語を話すことは彼にとって難しい。

 

②形容詞句:”dancing on the stage”は前にある名詞の”the boy”の修飾をしている。したがって名詞を修飾する形容詞句と捉えることができる。

和訳)ステージ上で踊っている男の子はTomだ。

 

③副詞句:”under the tree”は文章全体に対して場所の補足(説明)をしていることから副詞の働きをしていることがわかる。したがって、副詞句と捉えることができる。

和訳)木の下には猫が二匹いる。

 

④副詞句:”the day after tomorrow”は文章全体に対して時間の補足(修飾)をしていることから副詞の働きをしていることがわかる。したがって、副詞句と捉えることができる。

和訳)私は明後日、電車で東京に行くつもりである。

 

⑤名詞句:”listening to music”は”likes”の目的語をとっていて、文中では名詞と同じ働きをしている。したがって、名詞句と捉えることができる。

和訳)JohnはJ-popを聴くことが好きで、私もそれが好きである。

 


 

まとめ

色々な種類の句があって混乱してしまいそうだと思うので最後にもう一度要点を押さえて確認をしてしましょう。

句には三種類あってそれぞれ名詞句形容詞句副詞句と呼ばれていましたね。また、以下のように考えるといいでしょう。

名詞句:二語以上で意味をとる言葉のまとまり(句)で、名詞と同じ(文中で主語・補語・目的語をとる)働きをする

形容詞句:二語以上で意味を取る言葉のまとまりで(句)で、形容詞と同じ(名詞の修飾をしたり補語としてとる)働きをする

副詞句:二語以上の言葉のまとまり(句)で、副詞と同じ(動詞・形容詞・他の副詞や文全体の修飾をする)働きをする

句は確かに理解するのが難しいものではありますが、理解が一度できると見える景色がかなり変わります。日頃から意識して英語に取り組んでみましょう。